Poesie 2
ある日、チャーリーは街へお酒を飲みに行きました。
ウーロンハイと焼き鳥を注文し、それらが運ばれて来るのを今か今かと待っていました。
「お待たせしました」
その声と共にやって来たウーロンハイと焼き鳥。どれだけ魅力的に見えたことでしょう。それ以上に、向こうで注文を聞いていたバイトのお姉さんの方が魅力的でした。チャーリーはその人に一目惚れをしてしまいました。そして、チャーリーは決めました。
「この想いを詩にしてあのひとに読んでもらおう!」
思い立ったが吉日。早速、チャーリーはカバンから紙とペンを取り出し、詩を書き始めました。一生懸命に言葉をひねり出し、彼女への想いを書き綴ります。
ようやく書き上がった時、例の彼女がおかわりのウーロンハイを持ってやって来ました。
「これ、僕が書いた詩です!読んでください!」
去ろうとした彼女に、チャーリーはドキドキしながら言いました。彼女は笑顔で詩の書かれた紙を受け取ると、チャーリーが心を込めて書いた詩を読み始めました。しかし、だんだんと表情が曇ってきます。そして、彼女は片言の日本語で言いました。
「すみません……、日本語よく分からないです……」
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